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【アタ細工が100年以上使える理由】―自然素材の美と強さ

こんにちは!

今日はORCAが推している、バリ島発祥の伝統工芸「アタ細工」についてお話しします。

アタ細工のかごバッグや小物入れをお持ちの方は、その美しさだけでなく、驚くほどの耐久性にすでに気づかれているかもしれません。

実はこのアタ細工、適切に使えば100年以上も使い続けられると言われています。


先日ポップアップ出店でお会いした女性の方(78歳くらいとおっしゃってたような)とアタについて会話をしました。50年以上前に購入されたアタ細工を今も問題なく使用されているとの事でした。そういったお話を聞くととても立証された感が湧き出ました。自信を持って紹介、販売できるなと!


なぜ、そんなにも長く使えるのでしょうか?その秘密に迫ってみましょう。



アタ細工が100年以上使える理由



1. アタ草という特別な素材

アタ細工に使われる「アタ」は、バリ島やインドネシアの一部地域に自生するシダ科の植物です。日本にはあまり馴染みのない植物ですが、このアタ草には天然の油分と抗菌性があります。そのため、虫やカビが発生しにくく、長期間の使用にも耐えられるのです。また、繊維が非常に丈夫でしなやかなので、折れにくく、劣化しにくいのも特徴です。


2. 手作業による高い技術と精密さ

アタ細工はすべて職人の手作業によって作られています。1つのかごを作るのに数週間かかることもあるほど、丁寧に編み上げられています。

均等に編まれたアタの繊維は、力が加わっても歪みにくく、壊れにくい構造になっています。この精密な手仕事が、アタ細工の長寿命を支えています。


3. 燻製仕上げによる防虫・防腐効果

編み上げられたアタ細工は、仕上げの工程としてココナッツの殻を燃やした煙で燻されます。この燻製処理によってアタ細工には独特の香ばしい香りがつき、同時に防虫・防腐効果が加わります。

この伝統的な技法が、アタ細工を長く使える道具へと仕上げてくれるのです。


4. 経年変化も魅力のひとつ

アタ細工は、使い込むほどに艶が増し、色味も深まっていきます。新品の明るい色も美しいですが、時間をかけて変化していく風合いは、使う人の生活とともに成長していくような楽しみがあります。

つまり、「古くなる」のではなく「育っていく」のが、アタ細工の魅力なのです。


5. 正しいお手入れでさらに長持ち

アタ細工は基本的に丈夫ですが、以下のような簡単なお手入れを心がければ、100年も夢ではありません。

  • 使用後は乾いた布で拭く

  • 湿気を避け、風通しの良い場所で保管

  • 強い直射日光を避ける

  • 万が一カビがついたら、ブラシで取り除き、しっかりと乾燥させる


まとめ:受け継がれる道具として

アタ細工は、丈夫な素材・優れた技術・伝統的な加工の三拍子が揃った、まさに「100年使える日用品」。単なる工芸品ではなく、世代を超えて受け継げる道具として、私たちの暮らしに寄り添ってくれる存在です。

ひとつ持っておくだけで、暮らしが豊かになる。そして、長く使えば使うほど、愛着が増していく。それがアタ細工の真の魅力です。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

皆さんもナチュラルを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?自然のものは温もりを感じ、癒されるアイテムですよ!






 
 
 

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